【妊婦さん必見!】嫁に飲ませたいサプリメント。葉酸、ビタミンB12、鉄のあれこれ。

医療

どうもnekoshan気ままです!

妊娠中や母乳で育てているお母さん方には妊娠前と比べて多くの栄養素が必要になります。知っている方も多いと思います。

今の現代では多くのサプリメントがニーズに合わせて販売され、足りない分の栄養をサプリメントとして摂取することもあると思います。ただサプリメントもググると色々出てきますね。結構高価なサプリメントもありますし、多くの種類が入っているが本当にこの成分いるの?って思うようなものまで入ってるやつもパッと見ただけでもあります。信憑性が薄い情報源のものもありますし、さすがネットって感じですね。

将来の子どものことや母体のことを考えると、きちんと選びたいですよね。

そこで私の思う「嫁に飲んで欲しいサプリメント」を紹介したいと思います!

信じられないという方もいると思うので、科学的根拠に基づいてサプリメントに入っている栄養素がなぜいいのかも説明していきます。

総じて良いサプリメントを選ぶ一つの助けになればいいなと思っています。ただ、あくまで私の主観ですので、閲覧する方は参考程度に留めて下さいね。

使用した方の感想は大体いいことしか書かれてないので書きません。

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必要な栄養素

妊娠時に必要な栄養素を挙げてみます。

  • 葉酸
  • 亜鉛
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • その他タンパク質などの有機物質

まぁ色々必要ということがおわかりいただけるでしょう。この中でも特に重要な3要素について説明していきます。

葉酸・ビタミンB12

そもそも「葉酸」は本当に必要でしょうか? 結論から言うと間違いなく「必要です」。

葉酸に限らずなんでもバランスの取れた食事が出来ていれば摂取する必要はないと思われていますが、それは普通の日常生活を送るための条件です。

妊娠はお腹にもう一つ命が宿るために、日常生活から逸脱し、日常生活からの栄養では不十分なことが多いです。

それに今の時代、なかなかバランスのとれた食事を妊娠中にするのはまず無理でしょう。だから生まれてくる赤ちゃんのために少しでも足りない分の栄養を補ってあげるのです

“日本人の食事摂取基準( 2015年版 )では、葉酸の一日の摂取の推奨量を18歳以上の男女ともに240㎍とされています。妊娠を計画している、あるいは妊娠している女性は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減するために、一日240㎍の追加摂取が推奨されています。”

葉酸の働きと1日の摂取量 https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-yousan-biotin.html

つまり葉酸を1日480㎍摂取する必要があるということです。(「µg」は「マイクログラム」と読みます。mgの1000分の1の量です。)

ではなぜ「葉酸」が必要なのでしょうか?

結論から言うと、細胞分裂に必要不可欠な要素なのです。

胎盤は子宮内に形成されて母体と胎児との間で栄養など物質交換やガス交換をおこなう場になります。

また、胎児は一つの受精卵から細胞分裂を繰り返して形成されます。成長過程でも細胞分裂が起こり 神経や骨、内蔵などの器官を形成するには細胞分裂が必要です。

もっと正確に言うと細胞分裂に必要なDNAの合成に葉酸が欠かせません

https://ja.wikibooks.org/wiki/高等学校生物/生物I/細胞の増殖

上記の図は中・高の生物の授業で学習したと思いますが、細胞分裂はただ単に細胞がポコッと2つに分かれるそんな単純な作業ではありません。遺伝子の本体であるDNAも2倍に増え(=複製)なければ分裂した細胞は死んでしまいます。DNAの複製が起きなければいけませんし、元を辿るとDNAが合成されなければいけません。

実際のDNA合成経路図をかなり簡略化して示しました。

DNAの構成要素はdGTP, dCTP, dTTP, dATPがそれぞれ相互に結合して二重らせん構造を形成しています。これが一つでも欠けるとDNAは作れません。

専門用語がよくわからないと思う方もいると思いますが、 この図で分かってほしいのは葉酸が色々変化してDNA構成成分に変わっていくんだということが分かればいいです。

そのDNAを作る最初の段階から葉酸は関わるので、とても大切なんです。

葉酸の分子量は小さいので、容易に胎盤を通過して胎児に移行します。極論を言うと、母体が葉酸を取らなければ胎児には葉酸が行き渡らないのでsす。

つまり、胎児にとっても必要で重要な物質なんです。

だからといって葉酸だけ摂取していれば良いわけではありません。上記のDNA合成経路にはビタミンB12があるのがわかりますでしょうか?

そしてVB12が葉酸と協力してDNAを合成するのに役立っています。つまり、DNA合成には葉酸とVB12の両方が必要不可欠なのです。

もし葉酸やビタミンB12が妊娠中に欠乏した場合は、出生後の赤ちゃんは巨赤芽球性貧血という酸素を効率よく運べない状態に陥り、さらに神経機能障害が起こる可能性がでてきます2)。

母体である母親も同様です。きちんと摂取することでこの類の問題は解決することができます。

鉄分

その他にも妊娠時に必要な栄養素があります。特に代表的な物は「鉄分」が良く聞かれますね。

鉄が足りないと「貧血」になります。

余談ですが、鉄分不足に陥ると、妊娠中に方は無性に氷が食べたくなる方がいるようですね。つまり、氷食症ですね。

メカニズムは解明されていないみたいですが、動物実験で脱血して貧血状態にしたマウスが積極的に氷をかじることが報告されていますので、何らかの関係があることは明白でしょう。

なぜ、鉄が胎児に必要なのか知っていますか?

それは、鉄分は赤血球の中にあるヘモグロビンに含まれているからです。そしてそのヘモグロビンは私達が呼吸で得た酸素を全身の細胞へ送ってくれています。

胎児のヘモグロビンは母体のヘモグロビンから酸素をいっぱい受け取れる性質を持っており、受け取った酸素を胎児の体中の細胞に効率よく酸素を行き渡らせます。

胎児の成長はほんとの早いです。鉄はいっぱい必要ですよ。胎児は母体から鉄をぶんどっていくので、母体のほうが鉄不足になる可能性が高いでしょう。これがいわゆる鉄欠乏性貧血です。

あまりにも鉄の摂取量が少ないと胎児にも影響がでる恐れはありますね。

簡単にヘモグロビンの合成経路を示します。

鉄がなければ胎児用のヘモグロビンは完成しません(成人も同じです)。車は作ったけど肝心のガソリンがないみたいな状態です。上手く機能しません。

さらに胎児は卵黄嚢・肝臓・脾臓の順にフル稼働で赤血球を造っています必要な分の鉄分が母体の胎盤から供給されなければ赤ちゃんは鉄分不足になってしまいます。 ちなみに、出産後は全身の骨全てで造血を行います。

再度言いますが鉄分不足は胎児の酸素不足に繋がりかねません。つまり、母体は鉄分をしっかり摂取する必要があるのです。

ここまでのまとめ

胎児の発育に必要な栄養素の一部を、なぜこの栄養素が必要なのかを簡単に紹介しました!

なによりもまずは、まずきちんとバランスのとれた食事を心掛けることが大事です(悪阻などで難しい場合もあるが)。そこで足りないなと思う場合は

  • 葉酸
  • VB12
  • 鉄分

食事を中心にサプリメントで補いましょう!特に貧血は起こりやすいとされているので積極的に取りましょう。ただ鉄分も取りすぎは禁物です。体の中にあるヘプシジンの作用で鉄の吸収が逆に制限されるようになってしまいます。

また、糖尿病を患ってる方はより注意が必要ですよ。妊娠中の栄養指導をきちんと受けましょう。

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まとめ

妊婦さんや胎児にとって葉酸、ビタミンB12、鉄分はとても大事な栄養素ということが分かったと思います。

妊娠中や授乳中だけでも毎日バランスの良い食事を心掛け、足りないなと思った分をサプリメントで補っていきましょう。

余談

貧血には鉄欠乏性貧血以外にも多くの種類が存在し、原因も様々です。

妊婦だけでなく、葉酸をとっても貧血が治らないまたは鉄分でも貧血が治らない場合は、別の原因がある可能性があります。一度検査を受けてみましょう。

『葉酸代謝遺伝子検査キット』

参考URL・参考文献

(1). https://doi.org/10.1136/bmj.g5226

(2). MMWR52(4) : 61- 64

(3). Neurologic Impairment in Children Associated with Maternal Dietary Deficiency of Cobalamin – Georgia, 2001;369(9561):578-85.

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