愛猫のシルバー君です💛

日常

この子は、2月まで飼っていたシルバー君(♂)です。
(画像は思い出の写真です)

18歳とご高齢で良く長生きしてくれました(´;ω;`)

人間でいうと80歳くらいのおじいちゃんですよ。

脂肪腫(後述)がおでこにできてしまい、匂いが分からずご飯を食べてくれませんでした。

最後はガリガリに痩せて、眠る様に虹の橋を渡っていきました。

猫のかけらもない、のんびりした子で最高に可愛いかったよ

家族みんなに愛されてきっと幸せだった、そう願っているよ

ありがとー

と、感想的な日記では終わりにさせません。

シルバー君を苦しめた脂肪腫について調べたこと、思ったことを書いておこうと思います。

もし、脂肪腫かもと苦しんでる愛猫と飼い主さんに役立つことを祈って

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脂肪腫(リポ―マ)とは 1)

読んで字の如く、脂肪の塊です。

脂肪と言って思い付くのは肥満。ですが、肥満だからと言ってなるわけではありません。

脂肪細胞が正常細胞の範疇を超えて以上に増殖してしまう腫瘍のことです。

発生原因やメカニズム等の詳しい知見はありません。

これは良性腫瘍がほとんどとされ、原発部位によっては様々な障害が出ます。

悪性と良性の見分け方は?

病理組織細胞検査を行います。

何を検査するかというと、脂肪腫の細胞を採取し顕微鏡で見て判断をします。

方法としては穿刺吸引細胞診(FNA: Fine-Needle Aspiation)が確定診断に用いられるようです。

この方法は脂肪腫の部分に針を刺して患部を吸引することで細胞を採取する方法です。

脂肪腫と間違えやすい悪性腫瘍に「脂肪肉腫」があり、良性の一部はこれのことがありますので、検査を受けることが大切だと思います 2)

治療法は?

基本は、手術して切除することです。

下記の場合に手術が適応になるようです。

  • 美容的な問題が出る場合がある
  • 腫瘍が大きくなることで、機能障害がでる場合がある
  • 腫瘍を気にして引っかき、愛猫の Quality Of Life ( 生活の質 ) が低下する
  • 急速に大きくなっており悪性腫瘍が疑われる場合もある

場合によっては手術後に、放射線療法や抗がん剤治療が必要になることもあります。

ただ、早期発見できれば根治する確率も高まります。

予防法は?

発生原因やメカニズムが不明のため予防法は確認されていません。

ただ、脂肪細胞は花粉症などと同様にヒスタミンなどの炎症性物質を分泌する細胞であるため、その炎症物質が何らかの影響を及ぼしていることが考えられます。

それが、遺伝子に作用するのか、遺伝子と細胞の蛋白質に作用するのかはわかっていません。

また、高齢の猫に発症しやすい傾向にあるようですので、細胞分裂サイクルの異常も考えられます。

早く発症メカニズムの解明をしてほしいものですね。

家の愛猫ではどうだったのか

家の愛猫は太っていて全盛期は8kg程度ありました(笑)

 ある日なでなでしているとなんか左目から顔の中心にかけて少しモッコリしてきたことがわかりました。

その後もどんどん大きくなり、目と鼻の間の皮膚が何かに圧迫されるように歪み、大きくなった何かのせいで目の見える範囲がどんどん狭くなっていきました。

左目と鼻にかけて膨らみがあるのがわかるかな~?(飼い主でないとわかりにくいか?)

脹らみをさらるとぷにぷにとします。

猫は匂いで物を食べられるものか否かを判断します。それ以外も。

これはおかしいと思い、動物病院で診てもらうとおそらく脂肪腫だろうという診断結果をもらいました。

家の愛猫に脂肪腫ができたのが17歳になって半年ほどのことであったため、高齢だから今の体力では手術についていけないかもしれないと言われ手術は断念することになりました。

成功する確率はゼロではないし私は少しでも楽になるならばと思ったが、家族は反対だった。

鎮痛剤と抗炎症剤をもらい経過を見ることになりました。

薬を飲んでも大きくなっていき、鼻から膿のようなものを垂らすようになりました。

おそらく鼻腔にできた脂肪腫の影響で、一緒に出てきているのかなんなのかはわからないが垂らし始めました。

それが1日続いて出る量と比例しておでこにできた脂肪腫の大きさも小さくなっていきました。

膿?が出なくなった時には、おでこの出っ張りも目の大きさもなく正常そのものでした。

食欲もいつも通りに戻り、治った?と思いました。

が、しばらくして再発してきました。同じ症状です。

これを何回か繰り返すうちに少しずつ痩せていきました。

ご飯を食べてくれないので薬も飲ませることができず苦戦しました。

ただ、食べるときは猫缶1/4程度をたいらげてしまいますがね、、、

スポイトを使って薬入りのミルクを口に入れ、少しでも栄養を補給してあげた時もあります。
(これをする時は愛猫の体勢に注意して下さい。無理にすると誤嚥につながり別の障害が生じます。)

最後は長期間膿が出ない状態が続き、ご飯も食べられず、筋肉も衰えて歩けなくなりました。

その時にはガリガリに痩せて、あとはもう最初と一緒です。


悪性なのか良性腫瘍なのかは見た目だけではわかりにくいと思います

後半は割と急激に痩せていった気もするので、食べなかっただけなのか悪性で全身転移なのかはわかりませんが、色々考えてしましますね。

今思うのは

やはり、手術はできないにしても組織検査(FNA)で診断をしてもらうことはできたのではないだろうかということです。

高齢猫ちゃんの場合、手術はオススメはしないと獣医の方が言っていましたので、手術は難しく見守るしかないのかなと思っています。

まとめ

愛猫にやわらかいしこりがある場合は脂肪肉腫である可能性も視野に入れたほうがよいです。

何か変だな、いつもと違うなと思ったときはすぐに、1日でも早く病院に連れて行ってあげて色々な検査をしてあげることだ大事だと思います。

それが早期発見につながると思います。

参考URL・資料・文献

1)http://www.mizuno-ac.com/singlefolder/index_3.html
2)https://nekochan.jp/cat/article/2455


コメント

  1. さめはだ より:

    猫ちゃん可愛いですね!わたしも猫を飼っているのですが、病気のことなどは特に不安です…。そのため先輩猫さんのお話はとても参考になります!ありがとうございます^^

    • nekoshan より:

      コメント、ありがとうございます!
      あら、飼ってらっしゃるんですね!
      もしまだ小さい猫ちゃんであれば歯周病予防のために歯磨きをオススメします:)

      ありがとうございます!

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